「Instagram広告って興味はあるけど、結局どう始めたらいいのか分からない…」
「広告を出しても、来場につながっている実感がない…」
そんなモヤモヤを抱えている住宅会社の集客・広報担当者の方へ。
この記事では、Instagram広告を活用して、完成見学会やモデルハウス見学などの住宅イベントの“来場予約”を安定して増やすための考え方と実践手順を、現場目線でわかりやすく解説します。
読み終える頃には、「まず何から始めるか」、「どう改善していくか」が具体的に見え、社内で今すぐ動き出せる内容になっているはずです。
Instagram広告が住宅会社にとって強力な武器になるのは、以下の3点が揃っているからです。
1.【視覚訴求】
住宅は“映える”商材 外観・LDK・インテリアなどは写真だけで魅力が伝わるため、Instagramとの親和性が高いといえます。モデルハウスや施工事例の画像を活かすことで、自然に見込み客の興味を引き出せます。
2.【ユーザー層がマッチ】
住宅購入層が多数利用 Instagramの主要利用者は20〜40代です。特に家づくりを意識し始める一次取得層が、日常的に「#マイホーム計画」「#注文住宅間取り」などで情報を探しています。
3.【費用対効果が高い】
無駄打ちが少ないターゲティング Meta広告の強みはターゲットの絞り込み精度です。年齢、地域、興味関心を精密に設定できるため、少額でも高品質なリーチが可能です。反響単価はポータルサイトの半額以下になることもあります。
Instagram広告運用で成果を上げるには、以下の2要素を“同時に”高いレベルで設計・改善する必要があります。
【1】広告(運用)
目的:正しいユーザーに正しい情報を届ける
ポイント:ターゲティング設計、ビジュアルとコピーの質、分析と改善のPDCA
【2】LP(イベントページ)
目的:クリック後のユーザーを予約へ導く
ポイント:ファーストビューの設計、スマホ最適化、ストレスのない予約フォーム
この「入口と出口の両輪」をセットで最適化することが、Instagram広告成功の前提です。
1.ピンポイントターゲティング
・年齢:28〜45歳
・地域:モデルハウスから30〜60分圏内
・興味関心:住宅、育児、インテリア、共働き、など
補足:過去に「◯◯市 間取り」などの検索履歴がある人を元に類似ユーザーを構築すると、反応率が大きく向上します。
2.強いビジュアル × 明確なコピー
・画像:施工写真 or 実際に見学できる家の写真(明るく暮らしが想像できるもの)
・コピー例: 「子育て世帯に人気!30坪平屋の間取りが見学できます」 / 「週末限定|共働きにぴったりな“時短動線の家”公開中」
形式:スマホでは1:1や4:5の縦長比率が視認性が高く、スライドでBefore→Afterの比較訴求も効果的です。
3.データで改善を回す
・クリック率(CTR)目安:1%以上
・クリック単価(CPC)目安:100円以下
・予約率(CVR)目安:0.3〜0.7%
改善例: CTRが低い → 画像やタイトルを改善 CVRが低い → LPのファーストビューや予約ボタンの位置を再設計
1.ファーストビューで“誰向け・何が見れる・いつ”が一目で分かる
→ 高画質の写真、具体的なキャッチコピー、見やすいボタン配置がカギ。
2.入力フォームは3ステップ以内に
→ 氏名・連絡先・希望日時だけでOK。家族構成や年収などは来場後に聞けば十分。
3.離脱を防ぐ小さな工夫
→ プルダウンや自動入力補助、エラー表示なども予約完了率に影響します。
仮に予算10万円の場合:
・テスト配信:1万円(画像3種 × コピー2種)をABテストし、CTR・CVRで評価
・本配信:9万円を反応が良かったクリエイティブに集中的に投入
このサイクルを1〜2週間単位で回すことで、成果が指数的に伸びていきます。
・CTR:1%以上あるか
・CPC:100円以下か
・CVR:0.3〜0.7%以上あるか
・表示回数:5,000回以上あるか
・フリークエンシー:1人あたり4回以内に抑えられているか
・クリエイティブ数:常時3パターン以上保有
・配信期間:7日以上確保し、学習期間を活かせているか
・LPの直帰率:60%未満か(ヒートマップ活用)
1.過去に最も予約につながった広告(画像・コピー)を確認する
2.現在のLPのファーストビューとフォームを見直す
3.CTR・CVRなどの指標を記録し、改善点を1つだけ決めて行動する
Instagram広告は、正しく使えば住宅会社にとって最強の集客インフラになります。
・広告で見込み客を惹きつけ
・LPで予約へと自然に導き
・数字を見ながら小さく改善を繰り返す
この基本を丁寧にやりきることで、限られた予算でも質の高い反響を安定的に獲得できます。
まずは一歩。過去の広告やLPを振り返るところから始めてみましょう。