「SNSも広告も頑張っているのに成果が出ず、もう打ち手がない!」
「教わったことのないパターンに直面すると、どうすれば良いかわからない…」
そんな“集客の壁”に直面するすべての住宅会社に向けて、G-Boostラウンジでは『思考力を鍛える実践講座』を開催しました。
この講座の最大の特徴は、「施策を学ぶのではなく、施策を生み出す思考法」を学べる点にあります。いわば“魚を与える”のではなく、“魚の釣り方”を伝えることに重きを置いた実践型の勉強会です。
目の前の数字や現象をどう読み解き、どう仮説を立て、行動に結びつけるか——その思考のプロセスを体験できる貴重な機会となりました。
冒頭の講義では、講師が「住宅業界の集客は、改善までの猶予が短い」と強調しました。
特に見学会などは2〜3週間という限られた告知期間の中で勝負が決まるため、結果が出ないと気づいた瞬間に、いかに早く・深く原因を考え抜けるかが成果を左右します。
この講座では「なぜ来場が減ったのか?」という問いに対して、ただ数字を眺めるのではなく、
「自分なりの仮説を持つ → データで検証する → 具体策に落とし込む」
という思考の型を習得することを目的としました。
手段先行になりがちな現場を戒めつつ、「仮説があるから優先順位が立ち、振り返りが可能になる」と語る講師の言葉に、多くの参加者が深く頷いていたのが印象的でした。
前半の講義パートでは、思考力を磨くために現場で意識すべき「4つの習慣」が紹介されました。
①まずは自分の予測を立ててから数字を見る
②施策には必ず狙いを持たせる
③イベント前に結果をシミュレーションする
④他社の広告やLPを批判的に読み解く
というものです。
「考える量と情報の蓄積で、思考力は鍛えられる」という講師のメッセージに背中を押された参加者も多く、「つい答えから逆算していた自分に気づかされた」という声が聞かれました。
思考の土台が整理されていく感覚に、オンライン画面越しにも静かな熱気と集中の高まりが伝わってきました。
セミナー後半では、5つの実在イベントページのヒートマップデータをもとにした“実戦ワーク”を実施しました。テーマは「来場予約が発生していない前提で、仮説と改善案を即興で導くこと」。
制限時間は、なんとわずか15分!短時間で的確に仮説を立てることも重要であることが強調されました。一気に思考して言語化するトレーニングに、参加者の集中力も一気に高まります。
「ファーストビューで7割離脱している原因は?」
「マップが拡大されすぎて逆に場所が分かりにくいのでは?」
など、具体的な仮説が次々とチャット欄に投稿され、講師からも「ユーザー目線の読みが冴えている」と称賛の声が挙がりました。
ワークショップならではのアイディアが飛び出し、主催者側も勉強になりました…!
また、データを前に全員が“あえてクレーマーになりきって”ページを批判的に読み解くという体験は、実務に直結する鋭い訓練となりました。
思考法を学ばずに改善を進めるのは、地図を持たずに山を登るようなものです。集客が止まった瞬間こそ、仮説と思考が武器になります。
今回の勉強会は「施策の引き出しを増やす前に、“問いを立てる力”を鍛えよう」という、現場に不可欠な視点を再確認する機会となりました。
次回も、確実に現場に活かせる勉強会の内容をお届けしていきます。ぜひご期待ください!